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「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール

「ルータが動かないんです」


トラブルの対応をしていると、毎日のように聞く言葉です。

ルータの電源が入らないの?
コンソールにアクセスできないの?
そもそもケーブルはささってる?
ひょっとして、重くて運べないって意味ですか?

「動かない」だけだと、いろいろな状況が考えられます。

やっと状況を聞きだして、「じゃあ、○○のログを送ってください」

半日待って受け取ったのは数十メガのテキストファイル・・・読むだけで一仕事です。手当たり次第に思いつくshow コマンドを打ちまくっている上に、数台のルータの間を行ったりきたり・・・
ASCII ART のネットワーク図は崩れてしまって読めません。

今日も終電を逃してしまいました。

トラブルレポートを書く時、集めたログを整理する時、数分でも良いので手を休めて考えてみてください。そのレポートを読んで、トラブルの現場にいなかった人が理解できますか?



書名:「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール
著者:藤沢 晃治
出版社:講談社(ブルーバックス)


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