モジュールが抜けない!!(2)
オフィスが移転することになりました。
情報システム部門の仕事は山のようにあります。
ケーブルの配線
PC・電話機の設置
マシンルームの確保
業者の手配
PC・電話機の設置
マシンルームの確保
業者の手配
ユーザ部門の要求が固まって、移転計画を確定させないと取り掛かれません。
システム部門の要求はいつも後回しにされがちです。
移転日までの多忙な日々を過ごす中で、おざなりにされがちなのが、ルータやスイッチといったネットワーク機器の移設です。
PC や電話機のように台数も多くないので、つい後回しにしてしまい、結局、当日になって適当な箱と梱包剤を見つけてきました。
新しい設置場所へ到着し、スイッチをラックに収め、電源を入れます。
立ち上がりません。
何が悪いのでしょう?
トラブルシューティングを始めます。
ラインカードを全部抜き、スーパーバイザーエンジンだけにして起動してみましょう。
!!ラインカードが抜けない!!
立て付けが悪くなってしまっています。シャーシが歪んでしまったようです。
こうなってしまっては、丸ごと交換するしかなさそうです。
でも、このような場合、サポート契約を結んでいても、メーカはなかなか無償交換には応じてくれません。
ネットワーク機器の箱や梱包剤を保管しておくのは、場所の無駄ですし、現実的ではありません。
移転が決まったら、まずはメーカか、購入元に相談してみることをお勧めします。
有償の場合もあるかもしれませんが、正規の箱を手配してもらえるかもしれません。
あと一点。
移動する際は、モジュール類は全部抜いた状態で行いましょう。
立て付けが悪くなって抜けなくなると、シャーシだけでなく丸ごと交換するしかなくなってしまいます。
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