信頼性工学のはなし―信頼度99.9999…%をめざして
最近よく壊れるよね。
隣の席のAさんがメーカーの人と電話で話しています。
数十箇所の地方拠点に展開したルータとスイッチが、導入から数年経ち、ぼちぼち壊れ始めたら危険信号です。
メーカーに故障解析を依頼すると
「○○が壊れてたのが原因でした。でもMTBF 範囲内です。傾向性も見られません」
サポート契約を結んでいるので交換してくれたから良いような物ですが、腑に落ちません。
交換するまでネットワークは使えませんし、交換するために人も動きますからそのコストも無視できません。
そもそもMTBF はどうやって算出してるんでしょうか?
ルータなどの機械単体だけではなく、ネットワーク全体の信頼性はどうやって測ったら良いのでしょうか?
そんな事を考え始めたら、この本を手にとって見てください。
著者は航空自衛隊で長年飛行機の開発プロジェクトにかかわってきた、信頼性工学のベテランです。
豊富な経験と知識に基づいて、平易な言葉で説明されている信頼性工学入門の良書です
書名:信頼性工学のはなし―信頼度99.9999…%をめざして
著者:大村 平
出版社:日科技連出版社
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