IOS Ping 使いこなし(3) ソフトウェアかハードウェアか
Ping は通るんだけどね。
オプションフィールドがあるIP パケットはハードウェア処理されません。
このことは、「IOS Ping 使いこなし(2)」でお話ししました。
これはデメリットではありますが、視点を変えればメリットにもなり得ます。
「サーバが見えない!Ping も通らないよ」
お客様からのコールです。
切り分けの結果、パケットが途中のレイヤ3スイッチを通過できていないようだということが分かりました。
レイヤ3スイッチのルーティングテーブルを調べても異常はありません。試しにスイッチからサーバへPing を打ってみても、問題なく通ります。
そこで、件の端末から拡張Ping を打ってみると・・・通りました!
普通のPing は通らなかったのに、拡張Ping だと通ります。
なぜでしょう?何が違うのでしょう?
そうです。IP オプションです。
通常のPing ではオプションは付かず、ハードウェア処理
拡張Ping ではオプションが付き、ソフトウェア処理
拡張Ping ではオプションが付き、ソフトウェア処理
どうやら問題は、レイヤ3スイッチのハードウェア処理部分にありそうです。
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