スニってみると
自宅のブロードバンドルータが壊れてしまいました。
どこのルータとは言いませんが、某国産メーカです。
いろいろ切り分けしてみた結果、WAN 側ポートが壊れてしまったようだと、ひとまずの結論です。
この手の小型機器には、Web ベースの管理画面しかないので、どうにも痒いところに手が届きません。
調べれば裏口が見つかるのかもしれませんが、面倒なのでパス。
一万円も出せば新品が買えますからね(ヨドバシカメラのポイントも貯まってるし)。
自宅は、各部屋にRJ45 のアウトレットが取り付けられている、いわゆるインターネットマンションです(死語?)。
建物までは光ケーブルがきており、100Mbps を約50世帯で共有しています。
※ マンション購入時の担当営業君、100メガバイトパーセックと言っていましたが・・・
新しいルータを買うまでの間、どうしてもネットにつなげる必要が生じたので、パソコンを直結しました。
無防備なパソコンを外部ネットに接続すると、20分でウィルスに感染するという報告もありますが、背に腹は替えられません。
用事も済み、これ以上パソコンをネットに晒す必要もなかったのですが、ふと思いつき、Ethereal を立ち上げて、パケットをキャプチャしてみました。
MAC アドレスからは、ルータなのかレイヤ3スイッチなのかはうかがい知れませんが、メジャーな某国産メーカです。
他の世帯とはVLAN で分けてるんでしょう。
数分間、キャプチャできたフレームのMAC アドレスは、ルータと私のパソコンだけでした。
宅配便が届いたのでしばらくそのままにし、10分後に戻ってくると、MAC アドレスの数が増えています。
IEEE Registration Authority で検索してみても、ほとんどは聞いたこともないような台湾メーカです。
パケットの中身を見てみると、見覚えのないMAC アドレスは、全部TCP のSYN です。
宛先ポート番号は、全部80(HTTP)です。
まさかとは思いましたが、他の住戸からのパケットが漏れてきているようです(しかも、SYN だけが)。
ためしに、宛先IP アドレスを直接指定してウェブアクセスしてみると・・・
みなさん、いろんなサイトを見てるんですねぇ・・・お隣の国のカーディーラーのサイト、ネットゲーム。お約束ですが、もちろんアダルトサイトも。
インターネット接続業者のサポートセンターに苦情を言うべきかどうか、迷ってます。
面倒だから。
新しいブロードバンドルータを間に挟めば、見なかったことにできますしね。
これで終わると、単なる日記になってしまうので、ちょっと昔話をしましょう。
今でこそVLAN といえば、ブロードキャストドメインであり、IP を使ってる環境であれば、
VLAN といえばサブネットとほとんど同義に扱われています。
でも、VLAN の概念が出始めのころは、さまざまなコンセプトがありました。
ブロードキャストはVLAN 内に閉じ込められても、ユニキャストはVLAN 越えできるものもありました。
VLAN イコール サブネットと思っているお客が、そんなスイッチを買ってしまって、バグだーっと大騒ぎになることも結構ありました。
新しいブロードバンドルータは、シスコの子会社のリンクシスにしました。
WRT54GS/P-JP
このルータ、家庭向けのくせに、BPDU をしゃべってます。
そのうち、STP (Spanning Tree Protocol) のテストでもしてみましょう。
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