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腕木通信 ナポレオンが見たインターネットの夜明け

電気通信の登場以前に、これ程洗練された通信システムが存在したとは驚きです。


18世紀末、革命時代のフランスでクロード・シャップ(Claude Chappe) により発明された光通信システムのお話です。

腕木通信とは・・・?

約10キロ間隔で塔を立て、頂上に設置した3本の腕木を操作します。
腕木の角度によって数字を表現し、数字の組み合わせに単語を割り当てます(符号化)。
隣の塔の腕木を望遠鏡で確認し、自分の腕木を同じ状態にセットして次の塔へ伝える・・・塔がルータの役割をするわけです。

パリ〜ブレスト間(550q)の情報伝達に要した時間はたったの8分でした。
それまで、人の移動によってしか実現できなかった情報通信システムの、まさにブレークスルーと言えます。



書名:腕木通信 ナポレオンが見たインターネットの夜明け
著者:中野 明
出版社:朝日新聞社


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