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この記事は、改訂&リニューアルして『P はプロトコルのP - UDLD を究める』へ移転しました。

UDLD を究める(1) はじめに

Ethernet などネットワーク機器のポートは、通常、送信と受信の両方が行えることが期待されています。
(例外として、Catalyst6500 や4500でサポートされている、Unidirectional Ethernet という機能があります)

本来送受信ができるはずのポートで、受信または送信しかできなくなると、さまざまなトラブルが発生します。

代表的なものとしては、Spanning Tree Protocol の誤動作によるループがあります。

OSPF など、ルータ間でネイバー関係を構築してからデータをやり取りするルーティングプロトコルであれば、ネイバーがダウンすることで障害を早期に検知することができます。
しかしRIPv1 のように、一方的に経路情報を送るプロトコルの場合、「特定のネットワークとの通信ができない」以外に明示的に障害の発生を示す情報が無く、切り分けが困難です。

Cisco のCatalyst シリーズでサポートされているUDLD (Uni-Directional Link Detection) を使うと、そのような状況を検出し、ポートを閉塞させることで障害の局所化が行えます。



UDLD を究める (1) はじめに
UDLD を究める (2)Bidirectional とUnidirectional
UDLD を究める (3)UDLD とAuto Negotiation
UDLD を究める (4)UDLD の基本動作
UDLD を究める (5)UDLD のパケットフォーマット
UDLD を究める (6)UDLD のタイマー
UDLD を究める (7)Bidirectional State
UDLD を究める (8)Operartional State
UDLD を究める (9)UDLD のアルゴリズム(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(10)UDLD のアルゴリズム(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(11)UDLD アグレッシブモード
UDLD を究める(12)UDLD ノーマルモードとアグレッシブモードの互換性
UDLD を究める(13)設定用コマンド
UDLD を究める(14)show コマンド
UDLD を究める(15)UDLD のデバッグ(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(16)UDLD のデバッグ(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(17)UDLD のテスト環境を構築する
UDLD を究める(付録) UDLD の状態遷移を時系列で観察する


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