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この記事は、改訂&リニューアルして『P はプロトコルのP - UDLD を究める』へ移転しました。

UDLD を究める (3)UDLD とAuto Negotiation

Auto Negotiation があればUDLD は必要ない、という意見があります。

確かに、Auto Negotiation のRemote Fault 機能を利用すれば、TX から送信した(はず)の信号が、相手に届いていないことを検出できます。

しかし、Auto Negotiation で検出できるのは、PHY レベル(物理層)の信号までです。
PHY レベルでは問題がなくても、スイッチのポート不具合で、フレームを送信・受信できない状況が発生することもあります。

UDLD を物理層のプロトコルであるという誤解があります。
Cisco の社員でさえ、そのような誤解をしている人をたまに見かけますが、正しくありません。

名称にリンクとありますが、物理層の信号を監視しているわけではありません。
フレームを送信しあって到達性を確認することで、物理層の状態変化を間接的に検出するプロトコルです。

フレームの到達性は、データリンクの健全性と言い換えることができます。



UDLD を究める (1) はじめに
UDLD を究める (2)Bidirectional とUnidirectional
UDLD を究める (3)UDLD とAuto Negotiation
UDLD を究める (4)UDLD の基本動作
UDLD を究める (5)UDLD のパケットフォーマット
UDLD を究める (6)UDLD のタイマー
UDLD を究める (7)Bidirectional State
UDLD を究める (8)Operartional State
UDLD を究める (9)UDLD のアルゴリズム(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(10)UDLD のアルゴリズム(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(11)UDLD アグレッシブモード
UDLD を究める(12)UDLD ノーマルモードとアグレッシブモードの互換性
UDLD を究める(13)設定用コマンド
UDLD を究める(14)show コマンド
UDLD を究める(15)UDLD のデバッグ(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(16)UDLD のデバッグ(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(17)UDLD のテスト環境を構築する
UDLD を究める(付録) UDLD の状態遷移を時系列で観察する


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