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この記事は、改訂&リニューアルして『P はプロトコルのP - UDLD を究める』へ移転しました。

UDLD を究める (4)UDLD の基本動作

UDLD は、対向機器との間でフレームを送信しあって、到達性を確認します。

UDLD が有効となっているCatalyst のポートがリンクアップすると、UDLD フレーム(UDLD PDU)を送信し始めます。

※ PDU (Protocol Data Unit)

UDLD が有効となっているCatalyst のポートで、対向機器からのUDLD フレームを受信すると、受信したUDLD フレームから抽出した情報を埋め込んで、対向機器にUDLD フレームを送信します。

自分の情報が埋め込まれたUDLD フレームを受信すると、Catalyst は、自分の送信したフレームが対向機器に正しく受信されていることがわかります。














対向機器が正しく受信していると、両方の機器が認識することで、リンクがBidirectional であると判断されます。

対向機器から定期的に送られてくるUDLD フレームに、自分の情報が含まれなくなると、自分のUDLD フレームが対向機器に届かなくなったと認識されます。
そのような状態は、Unidirectional だと判断され、一定回数の再送を試みたのち、ポートを閉塞します。













UDLD を究める (1) はじめに
UDLD を究める (2)Bidirectional とUnidirectional
UDLD を究める (3)UDLD とAuto Negotiation
UDLD を究める (4)UDLD の基本動作
UDLD を究める (5)UDLD のパケットフォーマット
UDLD を究める (6)UDLD のタイマー
UDLD を究める (7)Bidirectional State
UDLD を究める (8)Operartional State
UDLD を究める (9)UDLD のアルゴリズム(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(10)UDLD のアルゴリズム(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(11)UDLD アグレッシブモード
UDLD を究める(12)UDLD ノーマルモードとアグレッシブモードの互換性
UDLD を究める(13)設定用コマンド
UDLD を究める(14)show コマンド
UDLD を究める(15)UDLD のデバッグ(1)ネイバー関係の確立
UDLD を究める(16)UDLD のデバッグ(2)Unidirectional を検知する
UDLD を究める(17)UDLD のテスト環境を構築する
UDLD を究める(付録) UDLD の状態遷移を時系列で観察する


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